いつか合わさるタイミング

娘のスイミングスクールは、先生が水の中に入らず、プールサイドから口頭で説明するという、まさに日本のスイミングスクールに通っていた私には目からウロコの伝授法である。

あんなんで上達すんのかい!!と思ったが、いつの間にか泳げるようになっているから不思議である。

がしかし欲を言うなら、細かな手の動きが補修されていないから、平泳ぎなどの場合、手を大きくかき過ぎてしまう傾向にあるし、その都度、先生がもっと、こうして!と見せてはみるが、しかし手を持って指導してくれないので、その細かな角度が伝わらない。

家の風呂で私がこうや!手はこうやがな!と娘に言うが、しかし泳いでいる時に言わなければピンと来ないのであろう、スイミングに行くと再び手を大きくかいてしまう。

今日は先生が何度か娘に手のやり方を見せてくれたので、何とかマシにはなったものの、呼吸する時の手がと悶としながら見ている私である。

今日は再び平泳ぎであった。

まずは足だけを徹底させるも、これが水深の深い所で泳ぐ子、極めて水面に近い場所で泳ぐのでお尻がポコポコ浮いて出てくる子などなど、正しい角度が子供らにも分からない。

先生が水の中に入ってくれれば、身体を持ち上げて正しい位置を教えられるのかも知れないが、口頭なので子供によってバラバラなのである。

続いて手。

先生の無駄のない手の角度と動きに対し、見たままをコピーする子供らは両手を大きく広げてしまうため、実際にこのまま水に入ると難しい事になる。

先生もそこまで細かく言わないので、1年近くこのクラスにいる同じメンバーの上達度合いの遅さが私には気になって仕方がない。

さてこの足と手をマスターした所で、完全なる平泳ぎをするわけであるが、ここで呼吸のタイミング問題が生じるわけである。

平泳ぎの呼吸とは、手を胸の所に持ってきたところで肩が水面に持ち上がって呼吸となるが、子供はこの呼吸のタイミングが何処か知らされていないので、したいときに呼吸をしようとする。

するとああ!!そのタイミングでやったら、溺れるでー!無理やでー!の時にやってしまったりするわけで、そうなると身体が沈んで溺れそうになるから、手が犬かきになり、足がバタ足になって再び平泳ぎになるという、何とも言えないスタイルになる。

先生は身体が自然と教えてくれるから身体に聞けと言う。

いやいやそれは教えたらな無理やろ

そこで先生は、手を胸に寄せた時に足も同時に縮め、両手を伸ばすと同時に両足も伸ばす。そうしたら絶対に進むから、呼吸も出来ると言い続けるが、見ている私は思う。

先生ほんま1回、水入ろ。

足と手の動きを身体で覚えたら、絶対に出来るようになると思うんやけども

私は共に見学席にいた男の子のお父さんにあれは、いつかタイミングが合う時が来るんでしょうかねそれまで、ずっとこんな練習なんでしょうかねと苦笑いで言うと、お父さんはそうちゃいます?ある日、ああー!!これやー!!ていうタイミングが合わさる時があるんちゃいますか?ほんで、そこで初めて体に覚えるんでしょうかねと言った。

いやいやそれがコーチの仕事やないんかいと思う私は欲深いのか